節水トイレがここ数年注目を集めていますのでつぎリフォームするときには節水トイレに、と思っている人もいるかもしれませんね。
ちょっと前のトイレでは大で流した時には13リットルの水が流れていました。
しかし、最近発売されたLIXILのタンクレストイレ「SATIS」では大で4リットル、小で3.3リットルの量で流すことができるそうです。
しかし、こんなに水の量が減って本当にきれいに流れるの?と不思議に思います。
トイレの洗浄水は便器内の汚れを落とすのと汚物を押し流す、という役割があります。ですから、流れる水の4割が上からでて、残りは下から汚物を流していきます。
このLIXILのタンクレストイレの場合には4リットルの洗浄水すべてが便器の上から流れていきます。これまでのタンク式トイレより強力な水流を生み出す「パワードライブユニット」が使用されているために、便器鉢を勢いよく流れていき、汚れをしっかり洗い流してくれるのだそうです。
また、汚れを残さないために便器鉢の形自体にも工夫がされています。水の勢いをそのままで全体に行き渡らせる形状が採用されており、便器鉢の汚れをしっかりと落とします。
また、節水だけではなく節電効果もあるトイレが最近は増えています。
シャワートイレつきや暖房付きなどは魅力的ですが待機電力の消費が気になります。
最近の節電トイレでは温水シャワーは使う時だけに温める瞬間式が増えています。便座の暖房も使用時以外は省エネにしたり、便座と蓋に断熱材を使用して保温効果を高めるなどの工夫がされています。